NZドルのファンダメンタルズ分析と指標について

NZドルでファンダメンタルズ分析を行う際に

どのような指標を見て行けば良いのかご紹介致します。

NZドルは貿易関係で値動きする通貨になっています。

豪ドルと同様、一時は高金利通貨として人気がある通貨で2019年以降では

下がっていた金利を現在は維持し、インフレ率を採用しているため、

インフレ率が上昇すれば、高金利にもなる通貨と言えます。

各国の指標が知りたい場合はこちらから ⇒ ファンダメンタルズ分析で役立つ各国の指標についての説明

 

豪ドル同様、中国の経済に影響を受けやすい通貨です。

RBNZ政策金利発表

NZの政策金利は、インフレ率を見ると見通し易くなります。

インフレターゲットを1~3%としている為、2%以上であれば、

金利上昇の期待が高まり、上昇しやすくなります。

インフレ率上昇 ⇒ 金利上昇 ⇒ NZドルが買われ易くなる ⇒ NZドル高のような

動きが一般的です。

 

 

NZ雇用統計

インフレ率を見極める為にも、経済が回っているかを見る事が重要です。

どちらかというと雇用が増えた事よりも、失業率が増えると大きく下落する傾向にあります。

リーマンショック以降に6%以上のの失業率があった為、

その避難をおもむろに受けてしまった結果となります。

NZの雇用では、失業率に注目して取引を行うと利益が取りやすくなります。

 

 

NZのGDP

政策金利に直接関係する指標です。

冒頭でもお伝えしましたが、NZは貿易に依存する場面も多く、

貿易関連のニュースを見ているとGDPも読み取りやすくなります。

主に中国との繋がりが強いので、豪ドル同様に中国との貿易情報を見ていきましょう。

 

 

貿易収支

NZは資源国家と呼ばれていますが。他の国と違い、農産物が輸出の3割を占める為、

原油や金などよりも、乳製品などの農産物価格の影響を受けやすくなります。

豪ドルとの違いになりますので、原油価格の値動きでリスク回避先の通貨にもなります。

 

 

その他の指標

NZの金融政策の一部に追加緩和の可能性も示唆されています。

追加緩和が行われると、NZドルの流通増加 ⇒ NZドルの価値がなくなる ⇒ NZドル安に

なりやすくなる為、近年では金融政策にも注目すると見通しが比較的楽に行う事が出来ます。